BABY SUE

どうしようもない私の日々の記録

8冊目〜14冊目

押入れのちよ (新潮文庫)

押入れのちよ (新潮文庫)

ちょっと怖い短編集。
しょっぱな「お母さまのロシアのスープ」とゆう話が不気味で少しの間それ以降が読めずにいた。
タイトルの「押入れのちよ」は怖いとゆうよりも可愛くてフフフっと微笑ましいお話、でもちょっと悲しかったり…思ってた以上に読み応えのあった1冊。

このジャケットで分かるように我南人が目立つ話が今回は多かった気がする。
そして藤島さんの最強っぷりったら(笑)
LOVEだねぇ。

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

珍しく夜更かししてまで読んだ本、帯とジャケに惹かれた。
本屋でこの帯を見た人は分かるだろうけど、、、これを手に取らずにはいられないよ。
「読まないと後悔」とあるけど、読んで後悔する人も多いはず、なぜならグロいから。
藤子よ、なぜそこまで不幸な道を辿れるのか…そして最後の方はバンバン人を殺していくから命の重さがすごく軽く感じられた。
構成は面白かったです、でもグロいの駄目な人は絶対に読まない方がいい、そして子供好きな方も…。

東京バンドワゴン番外編、語り手の亡くなったおばあちゃんが堀田家に嫁いだ時のお話。
まさかこんな経緯で勘一とサチさんが結婚したなんて、びっくり。
堀田家に生まれたかったー!笑

妄想炸裂 (ウィングス文庫)

妄想炸裂 (ウィングス文庫)

私とした事が、しをんさんのエッセイ本は全て持ってると思ってたらこれは読んでなかった。
強化合宿inつくばの話、文部省が友情評価した作品を完全に間違った目線で評価してる話が特にお気に入り。
そしてタイトル通りの妄想の炸裂ぶり、まるでその物語の本を読んでる錯覚に陥るよ。
とは言え「しをんのしおり」でお腹を抱えて笑ったのが忘れられないのでそれには負けちゃうかな。

三面記事小説 (文春文庫)

三面記事小説 (文春文庫)

これ!現実に三面記事に載った事件の背景を作者の方が想像して書いた短編集。
もはやこれだけで面白いってゆう。最後がなんかハッキリしない終わり方のが多いからそれはちょっとモヤっとするけど、期待を裏切らないおもしろい作品でした。
ちょっとしたボタンの掛け違いで人は罪を犯す、自分もそうなる日が来るんじゃないかって怖くなった。

生きるコント (文春文庫)

生きるコント (文春文庫)

何度声を出して笑ったか…まさにコント!こんな人生を歩めるなんてうらやましいやらなんやら(笑)
そしてこの一冊にどれだけ旅行に行った話が書かれているか、大人の女って良いなぁなんて思う。
元気がない時これを読もう、絶対元気出るよ。

この1ヵ月、ここぞとばかりに読書に励みました。
面白くてやめられない!そんな作品と出会えて幸せです。